2010年4月16日金曜日

驚きももの木 家元LIVE広島への道

==もしもし! あなた!桜で浮かれているどころではないでしょう!ライブ って いったいなんですか?

==失礼しました。このブログを見ているかたで ライブをご存知のない方にご説明します。

ちょっと前に終わりましたが このホームページのSTORY というところを見ていただくと、[南米いけばなの旅)ふたたび というタイトルで 連載をしていたものがあります。
私が 若い頃南米の6カ国をいけばなの使節として回った記録を書いたものです。その中で デモンストレーションという言葉がたびたび出てきます。
デモンストレーションとは 何作かの作品を 何も無いところから 観客の前でいけていくことです。
観客は 作者と同時にいけばなの出来上がっていく過程を楽しみます。(ああ こうやって作品がつくられていくのか)と見ているかたは 気がつきます。 時には 大きな枝が花器にうまくとまるのを感心したり 次の鮮やかな花が加えられると作品の印象が がらりと変わったりーーという 作品がいけあがっていく過程を作者と同時に経験して楽しむのです。
もちろん 花を習っている人たちを対象とする講習会のように たとえば 技術とか 色のあわせかたとか 観客にとって勉強が目的 という場合もあります。
また 観客の人数も 大事な海外のお客様に 日本文化の紹介の一環として部屋で披露するささやかなものから LIVEのように 舞台で大勢の方たちの前で 大規模にいけばなを楽しんでいただくショ-というか パーフォーマンスのようなものもあります。

いずれの場合にも 普段お稽古で体験するいけばなとは またちがった意味でのいけばなを楽しんでいただくことができるわけです。 
 

0 件のコメント: