2008年9月28日日曜日

驚きももの記 海外旅行のお土産

何年か前 仕事でプラハに行ったときのこと、お城に近い 小さいけれども格式のあるホテルに泊まりました。
3泊目くらいだったでしょうか。朝 うとうとと、まだ眠気が取れていない。疲れているけれどもこの心地よさ。もう起きなくては、、、、 それにしても 久しぶりによく休めたと思いました。何でだろう????

朝食の後 総支配人を捕まえて言いました。
[ぜひ ぜひ ここのホテルが使っている 枕を手に入れたい。!)
[私は いろいろなところに旅をしてきたが ここの枕が一番あっている。日本ではなかなか見つからなかった)
彼は わかりました。それではハウスキーピングから 返事をさせますといってくれました。返事は 今新品が在庫にないので 取り寄せて日本に送ってくれるということ。
私の長年の問題が これでひとつ解決すると思いました。 近頃日本でも専門店で 理想の枕の高さや 硬さを出すため 計測をしてくれるといいます。ホテルで売っているところも見かけました。でもそのときはまだまだ 日本の寝具店の枕の選択肢は狭いときでした。

一ヵ月後郵便局から 届いたという知らせを受け取ったのですが 私はひっくりかえりそうに。!!な、 なに! 税金 何万円払えと!!。[ホテルの営業用の枕なのです。お店で売っていたのではないのです!)税関に電話して 私は説明しました。ちょっと興奮していたと思います。(中に宝石とか 麻薬とか隠してあるとか 羽が めったにないようなものというのなら わかります。ナンなら 切って中身を見ていただいて結構です!)電話に出た女性の係官は ではもう一回調べてみますといいました。電話を切り よくよく書類を見てみると なんと 日本語なら たとえば 10ドル と書くところ 当然$10.00 と書いてあり 手書きなので 中の点が薄く 1000ドルにも見える。もぅ。。。。。

一件落着して今は我が家に収まっている このかたい枕と柔らかな枕のセット。今までの海外旅行土産の ベストワンの座はいまだもって揺るいでいません。私の首と肩にぴったり。毎日使える。ずっと使っている。しかも安かった。問題があるとすれば 日本でこのサイズのカバーが手に入らないことだけです。

私にとって [さんまは目黒に限る)ではなく [枕はプラハに限る]ということなのです。


2008年9月19日金曜日

驚きももの記ーなんじゃ こりゃ!!

只今 我が家では つるされるところには すべてといっていいほど かけられています。その数20枚
夜 うっかり明かりをつけるのを忘れて入ると 、そしてそのとき 朦朧としてたりすると ウワ!!
まだ少しひやりとする これにあたり 意識がはっきりします。

我が家はシュールというか プチお化け屋敷か。そうすると あるじであるわたしはーーーーー。
あの ヒヤッと冷たいもので 顔をなでられた経験があるようなないような。あれはこんにゃくのようだったが。と次々思い出します。そう むかしお化け屋敷なるものには行きました。

学生のころ おばけカフェなるものに行ったことがあります。確か六本木の端にあったと思います。
大人数の男女学生で行ったのですが たぶんアルバイト(?)のお化けが出てくるたび (きゃ!)と叫んで 彼にしがみつくコ (いやん。怖い)とおめあての男の子の腕をつかむコ。
その脇で (あっははは これどーなってるの!)とお化けの 被り物を引っ張ったりしていた私は 確かにかわいくなかった。
まあ このオーガスタの葉の館にいるのも その辺から 原因があったりするかもしれませんね。

何でこんなことをしているか という その答えは 10月28日から 11月11日まで 日本橋高島屋 一階のショウウインドウを のぞいてください。

2008年9月15日月曜日

驚きももの木ーー萩の花

何の花が一番好きかーと問われれば 迷うことなく 萩 ということでしょう。
咲きかかる萩の中を 今年も歩いてみたい。 風に揺れている萩 やがて花がこぼれるように散っていく萩の姿も素敵ですね。よく見ると小さな花が 本当に可愛らしい。

ところがどっこい!いけようとすると とんでもない本来の性格をあらわします。
バケツに水をいれ はえている根元に持っていって 切ってから それこそ何分の一秒というくらいの早さで水の中にいれ 茎を切って割ったりして水あげをしても やがてしなしなとなりはじめます。
その上 いけにくい。私のいけばな人生の中で お花屋さんで見かけたのはただ一回だけでした。栽培して 流通させる、といったたぐいのものではないのでしょう。確か大きな町中の花屋さんではなかったので 市場から持ってきたのではないのかもしれません。

大学を中退して お嫁にいらした家庭教師の先生が 嫁ぎ先のお母さまに 何々子さん お花のお免状を持っているのだから お庭の萩を竹かごにいけておいてねーといわれ いけ始めたものの どうにもならなくなり 泣きだしてしまったという話を母から聞かされたものです。当時私は いけばなはまだ習い始めてはいませんでした。でもきっとこの話は 幼いわたしの脳裏のどこかに刷り込まれたのでしょう。ふーん、萩の花を ちゃんといけないとお嫁に行っても大変なのだ!
 
ところが私自身は その後 お花のお稽古ーといえばあるときは楽しく あるときは帰ってから花材を水につけて何日もほって置き 母にしかられたものでした。

お嫁にいらした先生は 数年前、ずっとお年が上だったご主人をなくされました。どうしておいでかなと思っていましたが 今年の年賀状には とうとう末の息子さんも結婚なさり 今は自分の人生を大いに楽しんでいるということが書かれていました。ご本人はこの話覚えておいででしょうか。ひょっとしたら中学生の私は 自分では気がついていなかったけれど いけばなを習い始めた理由のひとつだったかもしれません。

お彼岸の前に 鎌倉の萩を 時間をやりくりして見に行きたいなと ふと思いました。






   

2008年9月13日土曜日

驚きももの記 シュークリーム

打ち合わせ後 みんなで赤坂の、シュークリームが昔から有名な コーヒーショップへ。
シュークリームというと 思い出すことがあります。
中学生のころ 古文担当の お年を召した女性の先生に 言われたことです。源氏か 徒然草かだったとおもいます。 その読んでくださっている間に 突然

(あなたたち お見合いでシュークリームが出たら そのおうちは 要注意ですよ。いただき方が試されているんです。意地悪なおうちかもしれませんよ。)

といわれたことです。ふーん、と 聞いていましたが 妙に心に残りました。後年 シュークリームのいただきかたを 正式に習う機会があり これまた なるほどと感心しました。何年たっても上手にならず この日も はみ出たクリームをお皿に残しておりました。

鮎のいただき方も 難しいですね。何度も教えてもらいましたが どうしてもうまくいただけない。
ああ 又この季節がめぐってきたーと しみじみ思いながらいただくのですが 結果がいけない。
でも ある日 大好きなおじい様お二人の前で とても気をつけていただいたとき 我ながら いいできばえ!と思ったとき おじい様の一人が 

 (光加ちゃん!魚 食べ方がきれいだね)

とてもうれしかったです。美人だね といわれりゃ うそになりますが 努力を認められた感じ。それに 光加ちゃんーーなんていってくれるのは もうこの二人しかいない。とてもうれしい晩でした。

それにしても 強い印象に残る思い出が 食べ物の話とはーーー
恐縮でございます。


2008年9月7日日曜日

驚きももの記

少し 秋らしくなってきましたね。
10月には デモンストレーション ライブが 続きます。大岡信文化講演会2008 歌仙をたのしむ
という催しで ライブをすることになりました。第一部はそうそうたるかたがたが 歌仙を巻きます。わたしは 第二部で 花をいけるのですが これからの相談によっては 一部も。あ もちろんわたしは 歌仙とは 関係なくです。場所は静岡県の三島ですが もしお近くにおいでの時はどうぞ。

10月19日 日曜日 13時30分より 16時まで
三島市市民文化会館 大ホール 入場無料

詳しいことはこちらをご覧ください。
http://www.zkai.co.jp/home/pr/bunkakoenkai/index.html

2008年9月6日土曜日

驚きももの記 フラワーショウその後

報道されるタイの情勢を心配しているところに フラワーショーを開いたタイのホテルのオーナーから 報告とサンキューメールが届きました。
それによると 今回のチャリテイーで  合計 1.3million の収益があって それを子供の腎臓病の治療のため タイの腎臓協会に寄付したとのこと。日本円にすると 400万円くらいでしょうか。
ホテルの中のも催しだけでなく 外の架設のブースでも 食品や手工芸品 植木や売り物のバナナの木をみていた人たちもいて 大賑わいでした。
それはよかった!日ごろチャリテイーというと なんだかかまえてしまいがちですが 自分たちが楽しみながら 何かのお役に立っているというのは いいですね。

。  

2008年9月1日月曜日

驚きももの記 バンコク

バンコクの チャリテイーのフラワーショウで デモンストレーションをしてきました。
場所は市内の超高級ホテル。そこのオーナーが主催して 毎夏行われてきました。利益は腎臓病の子供たちのために使われます。

写真はタイの参加者たちの作品で そのショーの中の巨大な展示作品の一部です。この馬の土台は発砲スチロールでしょうか。蘭で作られた鞍と たてがみ。 こんな馬が 5頭、 女神(?)の乗った 車を引いています。なぜか 白鳥 恐竜 トラもいました。トラは 土台に苔がはられ 体の縞は アマランサス(ひもげいとう)で作られていました。迫力というより グリーンに黄色の縞で ちょっとかわいく見えました。
この一大絵巻には 動物たちも登場する女神の進む道が作られ 花が敷き詰められています。この催事には 皇太子妃自らデザインされた 竹とくちなしの作品も出品されました。この写真の作品はオープニングに皇太子妃とおいでになった 幼いプリンスのためなのでしょうか。
見ているうちに??何かと似ているーーそうだ!!これってタイの菊人形?
しかし 日本の菊人形の作り方はオアシスに花をさすばかりというのではないでしょう。

タイの花市場に行くと 蘭を始めとする花々は 確かに安いため これでもかと使います。デンファレなら10本30円ほどからあります。 作品に使用する量が多くなるのも当然でしょう。

枝  たわむ線。その強弱。 花 というときは その下に続く茎や枝への思いもふくまれるのは 日本独特なのでしょうか。
あえて空間を多くした私の作品に タイの人たちのカメラが たくさん向けられているのを見ました。
同じアジアでありながら まったくちがった人々の花への視点を また面白く思いました。