2010年8月29日日曜日

驚きももの記 大きなアクセサリーのわけ

大きなアクセサリーをデザインすることをずっと続けてきました。
外国に行っても そんなものを集めているお店に入ると目がいってしまいます。私がデザインするものの材質は ステンレスやチタンが多いのですが 何で大きな光るものをあえてえらぶのか。もちろんその涼しげな光が好きなこともあります。

先日の広島のライブでのように ステンレスや チタンで花器をデザインする側から見れば そういったアクセサリーを 何倍か拡大すると花器にならないかなあとか思ってしまうこともあります。
もうひとつの理由は そういったものを実際につけたとき 人の視線が まずそちらに行くだろうと考えてしまう自分がいました。
ーーーーーーつまり人の視線を 私の顔よりそちらにそらしたいという意図があるのです。。

小さいころ 久し振りにあった親戚に(この子 少しましになったわね)といわれたことを覚えています。
小学校で一番仲良く遊んでいた子は 評判の美少女でした。彼女の周りには かわいいわねえ という人たちの輪ができ 私はいつも引き立て役でした。

つい最近のこと 家元ライブ IN 広島でメークをお願いした 牛山ユーコさんから (新発売の美容液のモニターを)というお話をいただきました。何でも ある程度から上の年令の方にお使いいただきたい化粧品ということでした。感想とか申し上げるのなら お引き受けします。。。と軽く返事をしたのは 私には手が出そうもないお値段だったことと どんな感じなのかしら という好奇心があったからです。さすがお値段だけあり なるほどね、と頂戴した美容液をたっぷり使い 送られてきたアンケートにできるだけ細かく 使い心地を書いたのも まあ、何かの参考になれば、という程度でした。   


 それがーー

 なんと写真入りで この会社の顧客向けの小冊子にのることになり 私は真夏に 冬の洋服をスタジオに持参し その新発売の化粧品をこうもって! じゃ顔はあちらに向けてください。はい にっこり笑って!などといわれて プロのカメラマンによる撮影ということに 相成ったのであります。(本当に私でよろしいんですか????!!)何度も聞いてしまいました。自信のない顔をさらしてしまうことになるとは想像もしていませんでした。

(失礼にならない程度の器量ならいい)と母は娘を慰めるために いつもこういっていました。
(何で美人に生んでくれなかったの!)という私に (同じことを私も親に言いたい!)といわれれば 二の句がつげません。
母が健在だったらなんといったでしょうか。


特別に暑いこの夏 やはり少し変わったことも起こったのでした。


  

 

2010年8月21日土曜日

驚きももの記ーー広島ライブ 衣装の秘密





ライブが 終わってあと少しで2ヶ月になります。あの場にいらした方たちにあうと いろいろと感想をおっしゃって下さったり 質問を受けます。そのひとつに衣装のことがあります。これはその衣装でステージの家元の作品の前を最後の挨拶のために通り抜ける瞬間の写真です。 

衣装のことをおききになる方は オーダーでしょう?とおっしゃいます。半分当たっています。

インナーは 手持ちのもので間に合わせました。ところが わたくし 背丈は160cmに満たないのに 幅があります。140cmの高さもある花器に生けるとなれば 手も上げなければならないし 舞台のバトンから下がってくる ステンレス花器にいけもする。インナーが 腕ごとあがればきているものも上がり おなか周りも気になる。 むむ これは何とかせねば。それで透け感のある生地をすそに足してもらいました。

  
ボトムは 白のパンツの膝下から透ける 上と同じ素材にしました。これもその切り替える位置と長さを何度も確認。
 前にプライベートライブをしたときに ご年配の方から (あなた パンツの丈 短かかったわよ)といわれてしまいました。すこしだけ短くて活動的と くるぶしが見えるか 見えないか程度だったのですが 客席から撮られた写真を見て納得。言ってくださったかたに 感謝しました。

柔らかな長いジャケットは 同じものを黒で持っていました。
家元が 舞台では今回 黒と白はお召しにならないと 秘書室を通しておっしゃってくださり 私はどちらにでもなるように 白も作ったわけです。  


でも映像をみて思いました。 衣装以前の問題があると。
やはり体重は3キロ落とすべきだったと。一生に一度の舞台。今からでは遅いですけれど。


2010年8月14日土曜日

驚きももの記 残暑お見舞い

皆様 それぞれお盆休みをお過ごしのことと思います。
ブログの更新がしばらくなくて 申し訳ございません。パソコンがダウンしてしまいました。暑さのせいもあるのかもしれません。ハードを取り替えてもらい 復旧いたしました。 
キーボードは ノートのほうを使用しているので まだなれず 四苦八苦しております。

あっという間に 広島ライブから一ヶ月がたち しみじみ振り返るというところまでいかないまま 家元とナレーションをダイジェスト版になった画面に入れました。たぶん講習会のときに上映されるのではないでしょうか。これもまた 新しい経験でした。

そろそろ 秋の準備もしなくてはならないのですが 8月28日土曜日 三島の駅前 増進会のビルの中 大岡信ことば館で 秋のまぜざしの会をします。大岡先生の (折々の歌)は28年間も毎朝 朝日新聞に180字という制約の中 詩や歌などを季節に沿って解説がなされました。その中の植物を詠んだ歌や俳句や詩に注目して いけるのですが 今回は 秋の七草です。山上憶良の歌は有名ですが 飯田蛇笏の ススキを詠んだ句とともに 大岡先生の解説を取り上げて 参加のみなさんには実際にその植物をいけていただきます。流派は関係なく 植物とその背後にある日本人の感性を改めて楽しんでいただけたらという試みです。
詠まれている七草は 今では全部は手に入りませんが ススキは 入手が可能ですし 吾亦紅やおみなえしも たぶん大丈夫でしょう。

それが終わると いよいよ沼津の御用邸公園に 竹のインスタレーションです。またたくさんの皆様のお力をかしていただくことになりますが とても楽しみです。   

まだまだ東京は暑さが続きますが 皆様お大事になさっていただき 実りの秋を迎えましょう。

2010年8月3日火曜日

驚きももの記 一ヶ月たちました

今日は8月3日。一ヶ月たった広島家元ライブ。
なんだかずいぶん昔のような気がします。
そのあいだに 大阪教室にうかがい 三島の大岡信ことば館に私のチタンの花器が コレクション展に2点かざられているのでそのオープニングにうかがい 沼津の御用邸公園にインスタレーションのおはなしをいただいたので下見に。その間に何年かぶりに風邪を引きお稽古をキャンセル。 忙しいことでありました。皆様が それぞれ感想をおっしゃってくださったのですが ゆっくりと ライブをふりかえるひまもなく。

数日前 ライブの映像に家元とナレーションを入れるということで CDを秘書室からお預かりしました。秋の家元講習会に上映するのでしよう
それをみて 思いました。よくも悪くも これが私の実力なのかと。
なんだか それまでそんなこともなく走ってきたのですが こうやって見てみると
胸の奥でキュンとくるものがありました。
思えば このために準備した1年8ヶ月。考えられることは すべてやったと思いました。でも改めて映像を見て振り返ってみれば それでも反省することもあります。いろいろ指摘してくださった方もありました。 
でも これをまたひとつの手がかりとして 発展していきたい・。と思います。
このことにかかわってくださったすべての皆さま 深く感謝をいたします。
この経験は 私の宝だと思います。

それにしても暑いので ちょっとだらっとしてます。
皆様も 熱中症などお気をつけください。
秋に備えエネルギーを蓄えることにいたしましょう。