2011年11月25日金曜日

花材と花器

花材 いいぎり南天 シーグレープ グロリオーサ
花器 ステンレス 福島デザイン

この花器をデザインの打合せが終わり 空港に向かったら 大変な事が起きていました。3月11日でした。

驚きももの木



ところでーーー大漁旗だけに夢中になっているだけでは ありません。
先だっての家元継承10周年の 草月展の作品です。頭が切れていて いい写真ではありませんが。
時間があったらちゃんとプロの取った写真がありますので おって公開しますね。






ようござんす! ね?!

2011年11月15日火曜日

驚きももの記 大漁旗に血が騒ぐ

少し前のブログに書いたのですが 偶然の事に大漁旗からつくったチュニックをきる事になりました。
しっかりした綿の着心地はまことによく 少しフィンランドのマリメッコににた柄いきは おおらかで 色は明るく 着ているだけで 元気が出る気がしてきました。被災地の大漁旗で もう漁に出なくなった船にあったのものをゆづりうけ バッグ ポーチ エプロン チュニックなどにして 売ったお金を そこにもどするというプロジェクトに賛同して手に入れました。

その矢先 ある方から 北海道の地方の都市で 網元の家が誰も住まなくてて困っている もう取り壊す事になりかねないのだけれど 興味はあるかときかれました。 ないことはありませんが  いかにも現実離れしていて ちょっとねえーーという話におわったのです。が。。。私のこと とっさに〔大漁旗そのうちにあったら 譲ってくださらないかしら?)ときいてしまいました。
すこしたって そのかたをとおして 古いのだけれど何かに使えるならーと 我が家にどさっとダンボールがとどきました。
開けてみると大漁旗 その数 10数枚!
玄関先で一枚一枚広げ まだどことなく潮の香りがする中にかこまれていると だんだん私は自分で興奮してくるのが わかりました。赤 白 青 ときには紫や黄色 緑 !なんという色!海老や 亀の描かれかれているもの。波よけ観音の絵は 航海の無事を祈る旗でしょう。そして元気な踊りだすような字体で船の名前が描かれています。この旗たちをかかげて 船は港に颯爽と入ってきたのでしょう

こんなに心が躍るのは 私の祖先が 瀬戸内海の海賊だったせい!と私はおもいました。祖母が、三代前は 瀬戸内海の塩飽諸島からきたらしいーーといっていた事をきかされました。あの近辺で有名な 村上水軍などという 格好いいものではありません。
父方のたくましい一族の一人ひとりを思い出すと目がぎょろりとして 浅黒く 海賊というのが真実味を帯びてきます。

海というのは 私の生活では遠い存在でした。子どものころ あまり海には行きませんでした。いまだに水泳は不得意です。
しかし 突然私の中に 長い事眠っていた 海の民の血が騒ぎ出した と考えるのは不自然でしょうか。
旗を目の前に広げ 夜がふけるまで魅了されていて さてこれをどうしようかと 考えている私。

年末も近いのにーーーーーーです。