2010年10月16日土曜日

驚きももの記 A Story of Bee

ジュネーブでは 初日40名近く 次の日は60名近くの作品を 講評しました。

それで さあ! いよいよ、とみんなにも私にも ある緊張感が走ります。
はさみとタオルを持ち 作品が並べられたはじめの列に向かいます。
3作目 よくいけられていた作品なのですが ちょっと赤い鶏頭が 重く見えたので 少し分量をコントロールしたほうがーーと 鶏頭の頭の所をはさみで切ろうとしたとたん!!!!

なんと蜂が飛び出したと思ったら次の一瞬 痛い!!!!!
私の指を刺したのです。 むこうにとっては 花のひだのなかにもぐりこんで 気持よく眠っていたのに 大迷惑といったところでしょうね。
次の瞬間誰かが Koka! アレルギーは? 聞いている間に隣の人が見事に本で蜂をしとめ まっ二つに!!!
救急箱が持ってこられ なんと砂糖の塊がさしだされ 何かミントの香りがする?
(これはどうするの?ぬるわけ?)
(いや 口に含みなさい!!)
(???)
(心臓がばくばくしないため!)
もうひとつ差し出されたのは パンのかけら?
(???)
(これで指にあてると針がとれる。本当にアレルギーではないのね。そうだったら病院いかなくてはーーー)

指に薬をぬられ バンドエイドをまかれ この一連の騒ぎ 約2分。
蜂に刺されたのはいつだったかしらーーなどと思う暇もないほど。
今年の夏は世界中 猛暑。蜂だって本当ならこんなとこにいなかったでしょう。
この仕事 何十年もしていますが 外国で蜂に刺されたことはありません。
とんだ猛暑の置き土産ではないでしょうか。


いやあそれにしても皆さんのすばやい動きに 感心しました。一瞬のことでした。
足長蜂ではないと 真2つになった小さな黒と黄色の縞を確認したから落ち着いていたのですがー

とんだご心配を、しょっぱなからかけてしまいました!

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