海外出張が多かったというと いままでに何カ国くらいいっているのですか?ときかれます。
ほとんどが いけばなの仕事でいかせて頂いているのですが いつか数えたら40カ国は 越していました、。それからずっと数えていないので 50カ国に近いかもしれません。
中には 何回もうかがったところ また 同じ国の中でいくつかの都市を回ったこともあります。
そんな旅での仕事は 参加者がいけばなをいけて それを手伝ったり 講評をする いわゆる研究会と いけばなをならっているひと または その場所の重要な そして影響力の大きい人たち その町の一般の人々に デモンストレーションをしてほしいという要望があります。
花はともかくとして 日本のように 枝物がお花屋さんに行けばあるわけではなし のこぎりや 釘や はさみ などを持って先ずは花材集めから始めるのです。
ここら辺は (南米いけばなの旅)に書いてありますが 海外の仕事で一番大変なところかもしれません。
あらかじめ許可を頂いた 植物園や公園 個人のお宅 また大使館が関係する仕事であれば 大使公邸のお庭で 大使夫人や 庭師の方に協力していただき 一番影響のない 目立たないところを切らせていただくなど。
あれは南米のどこの国だったか。かすみそうの栽培農家につれていっていただき 見事なかすみそうを どうぞバケツになんばいでもといわれたことがあります。日本では考えられず うれしくて 舞台いっぱい使いました。
その次 アメリカだったと思うのですが かすみそうが安く手に入る時期にいき これまたたくさん使いました。その結果 見事にアレルギーになり 喉はいたい くしゃみは止まらず ついに後から来る日本の人に かかりつけの耳鼻科医から 薬を持ってきてもらいました。
過ぎたるは 及ばざるがごとし というのを実感しました。
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