数日前 青山の草月ホールでおこなわれた家元講習会でデモンストレーションをしました。
10日 11日とも 家元 講師のほか 外部から特別ゲストが招かれ 私が担当した11日は大樋年雄氏でした。父上の大樋長左衛門氏は 先代家元の勅使河原宏氏と同級生で 長いお付き合いということからこんどの講師をお引き受けくださり スライドもとても興味のあるご自身の仕事の内容で 私は 客席に回って楽しみました。
私たち3人の講師は それぞれ15分を与えられ 自分の世界 自分磨きということについて 作品をいけながら 話をするということでした。
デモには 少しは慣れてているーーと思った私も 15分という時間は新鮮でしたね。
3人の一番初めともなれば 後のプログラム上 時間はきっちり守らなくてはならない。時計を見なくても時間の感覚はあるほうとは 思っていました。しかし 15分というのは今までにない与えられた時間で そのなかで 2作をいけるということであれば 時間の配分を緻密に考えなくては、一方スライドの説明もしなくてはーーというので 正直心の中はいつものデモとはちがいました。
いつも デモンストレーターが自分ひとりの場合では一時間半とか 一時間 とても短くて 30分なんていうのもあります。
15分というのをはじめて経験してわかりました。
私のスタートは15分かかるのだと。つまり冷静になり のってくる時間がどうも15分ということなのです。
時間ばっちりでしたよ!といわれ デモは何とか無事におわりました。ビールの一口めが 実においしかったです。
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