2009年3月20日金曜日

驚きももの記 Art of Dining

各界からの出品者がそれぞれ知恵を絞って そのセンスを競った Art of Dining 食卓の芸術展。
プレートの上に靴の乗った作品 お皿から全部手作りの材料は いろいろな色と種類の紙というのもありました。私の作品はチタンのワインクーラーと チタンのお茶たくに かわいい鳥のついた 白いお茶碗をおき センターにはチタンの花器に ブロッコリーとにんじん それに白いラナンキュラス、ガラスのお皿を重ねてその間にお箸をいれこんだりーー大きなオブジェには桜を主にいけました。チャコールグレーのナフキンの間からのぞくのは ピックに入れたチューリップと 麦 グリーンボールで巻きました。

ブロッコリーは 私のクラスのマダムが きれいな緑色を出すのにお湯をかけたらどうですか?という提案で 急遽クラスでお湯を沸かしてかけるといい色に。
では何枚かの写真をご覧ください。

2009年3月15日日曜日

驚きももの記 イベント2つ

こんどの18日水曜日 恵比寿のウエステインホテルで  国際難民支援会の主催で アートオブダイニング(食卓の芸術チャリテイ展示会)に出品を要請されました。出品者も全て自己負担だそうです。 そして どなたでもおいでになれますが 入場者は一人3500円の寄付だそうです。私はこんなご時勢ですので 知恵を絞って作品を完成させようと思います。 プロのテーブルデコレーターではなく各国の大使夫人 各界でご活躍の方が21卓出品をするそうです。

3月21日)新宿の朝日カルチャーセンターで (和)のかたち {1}というタイトルで 俳人の長谷川櫂さんの レクチャーにゲストでうかがいます。生ける花は数点ですが教育テレビの NHK俳句のゲストにもお呼びいただいた長谷川さんとのトークを楽しみにしています。2回目以降 隈研吾事務所のかたは日本の気候と建築 住宅の特徴ーーーなど私もぜひうかがいたい方たちがゲストです。

2009年3月4日水曜日

驚きももの記 加山又造展

新国立美術館で開催中の展覧会の 最終日の一日前、 やっと加山又造展に行くことができました。
どうしても見たい、そして懐かしい作品にあってきました。改めて感動しました。

大好きな作品の数々 そして平面にこだわらない 食器 内掛け アクセサリーなどなどを見ていくうちに 作家にあった日のことが思い出されてくるのでした。

1980年代 草月展に出品したとき 思いがけず賞をいただいたとき、勅使河原宏家元のほか数名の審査員のひとりが 加山又造氏でした。
 展覧会の私の作品の前にいると {面白いねえ}と 声をかけえてきた人がいました。それは小柄な男性で 私のキャンバスの立体に木賊を加えた 一メートル半くらいな作品を文字通り近くによって 覗き込んだのです。キャンバス地のジェっソをはがし そこに色をしみこませただ生地で立体の部分は制作をしたのですが それに注目してくださったようでした。
(どうやってこうしたの?) (何でそうしようと思ったの?)(絵の具は? --へえそうなの!)
とても熱心に見てくださり 気軽にいろいろな質問をしてくださいました。私はだんだんとその人が 誰か気がつきました。 すでに画壇からの注目を一身に集めていた加山氏の作品はとても好きで見ていましたが こんなに気さくなかたとは思いませんでした。。 

私はこのとき 大げさに言えば 質問をされる快感 --というものを知ったのです。
こんなところに注目してくれている。興味を持ってくれる。悩みぬいてそれが ふっと吹っ切れ 物を作ることが楽しくなっていったたときの作品だったのでひとしおでした。加山氏が 質問者ということもあったかもしれません。
当時すでに名を成していたかたの質問なのにもかかわらず 上からの視線でなくて 同じものを作る人としての興味というものが感じられたのです。

しかし質問をするのも生徒を育てる方法だなあと つくづく思ったのものでしたが 次々に展開される ダイナミックな構図を楽しんでいると まるであの展覧会での出来事が 昨日のことのようによみがえってくるのでした。

2009年2月18日水曜日

驚きももの記 もう春ですね。


 鹿児島の 寒緋桜です。家元ライブを見に行ってその会場のちかくの家に 梅と一緒にさいていました。遠くから見ると ひょっとして あめんとう? 紅梅ともちがう_ もうポピーも花壇で  白 ,黄色 オレンジ と鮮やかにさいていました。篤姫の生まれたところは やはり南の国ですね。

2009年2月6日金曜日

驚きももの記ーー先輩

ーー先生いつもお元気そうで うれしいです!
ーー何いってるの もうさすがにだめよ!

先輩との最近の会話です。背中はしゃんとしている。答えはすぐ返ってくる。
ある雑誌のインタヴューでは 片側全体のページのお顔のアップ。しかも美しい。
会館の会議室から出てくると 今日は何の会議?メンバーはだれ?ときいてこられる好奇心。
一昨年の80周年に 他のお二人の先生と表彰され 代表としてのご挨拶に 
(これからも ますます精進したいと思います)
の言葉に 会場の6000人がどっとわき 司会に思わず(勉強になりました) といわせたのです。

美しく凛として歳を重ねた人の代表です。しゃきっとしたパンツスーツ。ちょっとわがままといっている人がいるとしてもいいじゃないですか。許せます。 
私の関係しているこの世界は先輩たちが元気です。トリプル成人のあと 歳を数えるのを忘れてしまった私に
 
(あなたのような若い人はこれからじゃないの。頼みますよ!}

なんていってくれる人はそうあるものではありません。
こんな大先輩がいるからこそ この世界はもっと頑張らねばという気になるのは私だけではないはず。

明日とあさって 中村草山社中展に入間の丸広百貨店で 特別出品なさるとか。
ただの一輪挿しよ!と謙遜なさる 尾中千草先生は あと5年で100歳なのです。

(あなたのような若い人ーー)   ずっといってほしい方なのです。


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2009年1月17日土曜日

驚きももの記 みはらし



それまで26年住んでいた部屋から 少しだけ狭いところに引っ越すというのは 心の中でなんとなく引っ掛かりがありました。

仕事柄 大量の花器の収まり場所など考えると 前より狭いというのは問題があります。まーー仕方がないか 図面を見て私はあきらめました。 

5年前のその日 初めてこれから我が家になる空間へ どきどきしながらドアーをあけ向かった先はヴェランダでした。 すると思いがけないものが目に入ってたのです。

それは 遠くにかすかに見える 連なった山でした。

どこなのだろう? なんという山なのだろう? 筑波のほうではないとすると 丹沢だろうか。

右から左に目を移せば 真正面には 大学の高層ビル その隣に有名企業のエンパイアステートビルに似た建物。その間にはなんだか急勾配の影が。 雲だろうか?いやちがう。 なんだろう?そう。それは富士山のすそだったのです。

山は全部は見えないものの なんだかとっても得をしたような気がしました。都会の真ん中。山が見えるなんて考えもしなかったのです。


昨日の夕焼けは 素晴らしいものでした。久しぶりにぽっかりとあいた時間  目の中が痛いほどのオレンジの光を堪能しました。つかの間の幸せなときでした。もちろんその後は トワイライトの新宿の高層ビル群にきらきら光がともっていくのを コルトレーンのCDを聴きながらーー シャンペンがあったら最高なのにーーと思いながら。
写真の中で 二つの建物の間のかすかな灰色 わかるでしょうか。


2009年1月3日土曜日

驚きももの記 新年に


あけまして おめでとうございます。
よいお年をお迎えでしょうか?
今年もよろしくお願いいたします。
この写真は 我が家の新年に向けて作ったドア飾りです。
六角柳には 紅白の餅花(本物は手に入らなかったので一番軽い紙粘土に 色をかすかに加え作りました)そして 若松。千両とシンビジウムは ホルダーで水を飲ませています。稲穂と 金銀の水引を加えました。
実物のほうがもっと大きくてきれいと思いますが たぶん横からとった写真ではうまく皆様には伝わらず残念です。
ヨーロッパで よく窓辺に美しい花が飾ってあるのを見かけます。
中に住んでいる人より 通りかかる人たちのためにということなのでしょう。
そんなことを思い出しながら 見た人たちは どう思ってくれるかしらと思いながら 毎年年末の一番の忙しい間をぬって 自分のために制作する新年の花のひとつです。