会議の後 もう一度案を練り直そうと思った私は (もう何案か考えてみます)といったものの 当日 舞台の上であたえられたこの40分 どう展開したらいいか 机に舞台の見取り図を広げていました。 来てくださった方たちに (きてよかった!)という気持ちになっていただくにはどうしたらいいのだろう。
規模は小さいですが 教室をしているものにとって 来た人がいい時間がすごせたと思ってくれることが 自分にとって もっともうれしいこと。 それと同じことでしょう。
振り返って 今まで家元ライブで 出演をなさった諸先輩の一番のハイライト そのシーンはどれだっただろうかと思い返しました。それは 各々の作品を通じた独特の色使いだったり 御所車にはかま姿の先生お二人によって美しく力強くいけられた花たち 紙管という材料を効果的に使ったり 天井に張られた網からのぞくオンシジウムの黄色 あるいは竹を 大胆に使い舞台のバトンからつるし 揺らした影にみんながわいたこともありました。各々の講師がさまざまな 表現をしてきました。自分の記号を持っていました。
さて私。何をすべきかは この50年 草月いけばなにかかわってきた自分の歴史の中に 答えを探そうと思いました。この50年は誰のものともちがう。何かヒントが無いだろうか。
海外で 花材に苦労したこと、器が思うようなものがなかったこと。もちろん ああ しまった!という経験もたくさん。反省の数々、国内でも同じこと。でもそれが全部自分の財産。
これ ちょっといい自分の棚卸しかも。
私でなければできないこと。花材の使い方 広島 うーーん。
コピー用紙の デッサンの山ができ 我が家は 泥棒の入った後のようになったのでした。
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