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陶芸ではどの作家が好き?といわれれば,まちがいなく私はルーシー リーをあげます。
一番最初に彼女の作品に出会ったのは 1989年 当時 草月会館のなかにあった草月美術館での展覧会でした。
(イッセイさんが 好きでね。とてもいいよ。)と 前家元の勅使河原宏先生が ぜひ見なさいとみんなに勧めていたのを覚えています。確か会場構成も三宅一生さんでした。
私は一目で魅せられてしまいました。
シンプルで 繊細で 色が美しく 暖かく こちらに押し付けない静けさがあり 回りの空間まで軽くしてしまうような そして 女性作家の華がありました。
今回の展覧会で 時間を忘れてみた 映像に映った彼女は 品のある人でした。そして若い頃から年代順に並べられた作品に 彼女の一生を貫いた(ぶれないもの)を見た思いがしました。それは今の私に 強いメッセージとして 発信されているように思えました。重い図録と作品をのせたクリアーファイルを買って帰りました。会期中にまたいってもいいかなと思いながら。
もちろん クリアーファイルには 広島の家元ライブの書類を入れることにしています。
[ルーシー リー展は 東京の新国立美術館で開催中、この連休はあいてますが 6日木曜は休館、いつもは火曜休館です)
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