2010年5月4日火曜日

驚きももの記 広島への道 ちょっと寄り道 ルーシー リー展



陶芸ではどの作家が好き?といわれれば,まちがいなく私はルーシー リーをあげます。
一番最初に彼女の作品に出会ったのは 1989年 当時 草月会館のなかにあった草月美術館での展覧会でした。
(イッセイさんが 好きでね。とてもいいよ。)と 前家元の勅使河原宏先生が ぜひ見なさいとみんなに勧めていたのを覚えています。確か会場構成も三宅一生さんでした。
私は一目で魅せられてしまいました。
シンプルで 繊細で 色が美しく 暖かく こちらに押し付けない静けさがあり 回りの空間まで軽くしてしまうような そして 女性作家の華がありました。
 今回の展覧会で 時間を忘れてみた 映像に映った彼女は 品のある人でした。そして若い頃から年代順に並べられた作品に 彼女の一生を貫いた(ぶれないもの)を見た思いがしました。それは今の私に 強いメッセージとして 発信されているように思えました。重い図録と作品をのせたクリアーファイルを買って帰りました。会期中にまたいってもいいかなと思いながら。

もちろん クリアーファイルには 広島の家元ライブの書類を入れることにしています。


[ルーシー リー展は 東京の新国立美術館で開催中、この連休はあいてますが 6日木曜は休館、いつもは火曜休館です)








 

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