2010年3月13日土曜日

驚きももの記 展覧会準備

今日は第二回目のお花屋さんツアーです。
今回 初めていけばなの展覧会に出品するメンバーの一部に声をかけ この展覧会の本番の花材をお願いする花屋さんに集まりました。何しろお店の冷蔵庫に枝ものがいっぱいで こんなに一度に花木を始めとする枝物を見たのが初めてという面々がこの日は合計9人。冷蔵庫の戸をあけてもらってひとしきり感嘆の声。

やっぱりあれにしようかしら。
(かすみそう? 他のものはどう? もう何人もかすみそう使うって言っているけど 花木もたくさんあるいい季節だから ほら、これなんかいかが)
 
これ、なんですか?
(きぶし、、、、お稽古でつかったでしょう)そうでしたかしら、。、。、

ああ いっぱいありすぎて 迷ってしまう。どうしよう!!!
[あなた 使おうといっていた花器は どんなのだったかしら?)

などというメンバーの一人ひとりの話を聞くのです。でも不思議なのは 誰一人として 今回 合作をしましょうーーといいださなかったこと。すべて個人作です。 ( 花はいけたら、 人になる)という初代勅使河原蒼風家元の言葉が この一人ひとり個性的なグループにぴったりだとつくづく思います。

帰り際 解散の前に少しほっとした表情のメンバーたちに 
[花材が決まったからといって もう大丈夫、ではないのよ。植物のかたちや 特徴も 当日しっかり見極めていけてね、)と釘を刺すのを忘れませんでした。覚えててくれるでしょうか。

花はいけたら(   )になる。このかっこのなかの言葉 花 ではない言葉になったらたいへんだなあと ふと思うのは (親)先生の 余計な心配、、、であってほしい と祈るのみです。
 

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