”花は、いけたら、人になる” (”蒼風花伝書” より)
いい言葉でしょう?
初代 勅使河原 蒼風家元の言葉です。蒼風花伝書は いけばなの真髄を 短い言葉で書きしるしています。
展覧会の副題をこの言葉にしたのは わけがあります。
社中 つまり先生を筆頭のグループは なんとなく作品も人も似てきます。
私自身は 極力自分の好みを押し付けず その人の個性を出すことをもっとも大事と思っています。
けれども 似てくるのはある程度は仕方ありません。その先生の作品がいいと思わなければ 生徒はついてはきません。
しかし 今回の展覧会はメンバーを見ると、よくこんなにちがった人たちがあつまったなというのが感想です。
年令は4才から70才台まで。
男性が10人も入っています。ジュニアクラスの男の子 2人をふくめてですが。。。。仕事はばらばら。彼ら 彼女らたちは 主張が強い人が多い。その中に一見控えめな人たちが混じっているのだけれど よくその人たちの生ける花を見ていると 実に多様な個性が潜んでいる。それは自分でも気がついていないかも。入門してからまだ数ヶ月しかたってない人もいます。
私なんてーーというリアクションの人もありました。でもいいんです。その人の今しかいけられない花を生ければいいのです。
準備も佳境に入りました。どんな花が生けられるのか 大変だけれど楽しみです。
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