2008年8月4日月曜日

驚きももの記

いけばなをなさるのなら 着物が多いのでしょうね。。とおっしゃるかたが たまにあります。
実は仕事のときは 着ることはほとんどといっていいほど ありません。何かで リクエストがあれば きることもありますが それもここ何年かで 一回くらいです。

 きもの自体は私は大好きです。実は私がこんなに和服が好きになるとは 思っても見ませんでした。理由のひとつは 着ると背筋がぴんとするからです。重心がぐっと下に定まる感じにもなり 肩の力もいい具合にぬけ ある意味体が自由になる気がするのは なぜなのでしょう。

夏。 透けたきものの多い季節。私の持っている夏のきものは 多くありませんが 一枚を除き みんないただいたものか 伝わってきたもの。絽 紗 夏大島  私はもう着ないから さし上げるわ、といただいた 今は遠くに行ってしまわれた人たち。 絽の帯は 母のもの 夏大島は祖母のものか 滑りがよく ちりよけにしてしまった紬は 父のものかしら。袖を通すたび 私が着る!という 気合を自分の中に起こさせるのが 夏のきもの。

それにしてもこの暑さ! さすが汗だくでは気合の何のいってられない!! この夏も このきものたちは 登場することなく 来年に送られるのかしら。
本当に 地球温暖化 どうにかならないのか。いや、なんとかしなくては と 実感しているところです。



  

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