2011年8月12日金曜日

驚きももの記

何の変哲もない 木が二本。

私には 大いに意味のある木なのです。
3月11日の震災に 私のところには外国からいち早く 何通ものお見舞いのメールが来ました。中には、ともかくすぐ逃げてきなさい! 泊るところはあるからーーと。そのメールが一番早かったうちの一箇所がここです。
どうしてもお礼を言って 今の日本の現状を説明したかった というのがひとつ。
それと 何年か前に植えた桜が数年前の大熱波で 3本がかれてしまったという事を聞いていたので どうしてもでかけてみたくなりました。
年を重ねるにつれ 私だっていつどうなるかもわかりません。今がチャンスだ!

全滅だと思った桜が 4本のうち一本がこの大きさに成長していたのでした。植えたのは私は7年前と思っていたのですが 実は10年前だった。ここの一家と庭師の方が 広い庭のなか 忘れずにこの木にも水をあげててくれていたのです。いわれるまでわからなかった思っていたよりはるかに大きな木を見上げました。

(今年も何輪か小さい白い花が咲いたわ。小さいけれど実もつけていた)

確か私は ここに小さな桜並木がつくれたらいい 数メートルでも! といっていたのをおもいだしました。Beatrice に(本当は桜がいいのだけど では何だったら確実かしら?)と聞いてみました。
(糸杉か オリーブなら大丈夫でしょう。)
それで 御願いしたのが このオリーブです。オイルにするのと実を食べるのとどちらがいい?と聞かれ では 実をたのしむのに というのをきいて Beatriceのご主人が買ってきてくださいました。
ーーいかほどでした?と財布を開けようとする私にBeatrice は 10年前のお金がまだのこっているから とどうしてもいってくれませんでした。

庭師のジョセッペが 暑い中 穴を掘ってくれました。

(隣に杭があるけれど 小さいうちはこれにしばってもいいね。大きくなるまで)

またここにこなくては、すでに何個かついているオリーブの実を見ながら思いました。
桜とオリーブと そして 私。何年先か わかりませんが ともに成長して 何らかの実をむすび この木の前に立ちたいなと思ったのでした。




 

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