2011年7月17日日曜日

驚きももの記 蘭奢待

蘭奢待 (らんじゃたい)ーーという言葉 きいたことがあるでしょうか?
知ってますよ!!!日本酒でしょう!?おや!なかなかの通ですね。 はい 確かにお酒の名前にあります。 
ですが 本来は正倉院に収められている 香木です。何でも 足利義正 織田信長そして明治天皇などが 一部を削り取っていて その場所は1,5m余りの高さの本体に 和紙に墨で名前が書かれているとか。秋には正倉院の御物の展示がありますが こんど蘭奢待の展示が 何年か先にでもめぐってきたら絶対に見に行きます。この香木はむろん今ではどんなにお金を積んでも手に入らないものです。 
ところで おのおの切り取られた破片はその後どうなったのでしょうか。今でも存在するのでしょうか。
信長は本能寺の変で 炎に包まれ蘭奢待の一片を抱きながらなくなったということが言われているそうですが  彼の美学からすれば それも考えられないではないでしょう。

香水といわれるものが自分には きつすぎるなと思ってから 私は ず香 といわれるお香を 黒檀で作られた丸い小さな容器にいれ 持ち歩いています。 僧侶が おつとめをするときに また書を書くとき手の汗の滑り止めに使うものらしいです。私は3種類の ず香を ブレンドして私の香にしています。 お線香くさいという人もありますが 自分では気に入ってます。何より 信長の蘭奢待を思い出すと ロマンを感じます。 平安の昔のように かすかな香りで あ 今 福島がここを通ったーなどと感じてくださるおかたがいらしたらーーハイ それはありませんよね。

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